9番札所

遠回りをしたけどたどり着いた9番さんの門。田んぼの中にぽつんとある感じ。門前の駄菓子屋で草餅を買う。

窓のあるほう

「窓のある方へ行け」というのが自分の指針だ。窓の無い方へ自分を押しこんでしまうのは精神的に良くない。論理的に考えると煮詰まってしまうような状況でも、良く考えるとどこかに窓があるはずだ。本や旅はそんな窓を見つけるための小さな「窓」の例だ。

熊谷寺の塔

やっとたどり着いた8番熊谷寺の塔。ちょっとひなびた感じがするが堂々たるものだ。

白装束の同行二人

熊谷寺の大師堂へ上る階段で伝統的な装束の巡礼とすれ違う。

8月の巻き終了

熊谷寺からの徳島平野のながめ。このお寺は公共交通機関から離れてるので吉野川を渡った鴨島駅までタクシーで行くしかない。時間がないのでこの夏の旅はここで終了となった。朝から20kmほど歩いた。

7番さん

7番十楽寺は割と近いのですぐ着いてしまう。中国風の山門があってなかなかきれいだ。

8番への道

8番熊谷寺へ向かう。「くまがや」ではなくて「くまたに」である。阿讃山脈の裾野にあって高速道の土成インターチェンジのそばだが高速バスがここで止まってくれるかは不明。京阪神から乗ってこないと止まってくれないかもね。吉野川の方向に向けてゆるやか…

6番さん

やっとたどりついた6番さんの門は中国風。昔両親とここへ来たが、親父さんが調子悪くなって途中で帰った。抹茶ソフトをいただく。

安楽寺の塔

安楽寺さんの塔はなかなか立派だ。

逆さ松

弘法大師がさした杖がそのまま根付いたという伝説の逆さ松。

田を見守りながら

田んぼを見守るように並ぶお墓。一族のお墓を寺ではなく田んぼのそばに作っている。6番への道で。

何か用?

遍路猫5号。4号より友好的なまなざしだが、歩いてくる人が少ないせいか警戒心を漂わせている。

こっちだよ

道案内でもするように先を行く遍路猫6号。

越屋根

屋根の上に小型の屋根をのせている農家を発見。これは群馬県の養蚕農家などにあった換気と温度調節の為の構造で越屋根と呼ばれるもののようである。四国の吉野川流域でも養蚕をしていたのかもしれない。

夏の田舎道

4番から5番地蔵寺へとゆっくり山を下る。カンナが咲いていた。

大銀杏

8月の5番地蔵寺の大銀杏。ここには五百羅漢の像があるが先を急ぐのでラカンさんはパスさせていただく。納経書はエアコンが効いているが外に出ると汗がダラダラ。

標識

6番へ向かう道の標識。まるで子供の遊びのようで頼りない。6番さんは平地にあるので普通に住宅地の中を歩いていく。

ビンズル尊者

ビンズル尊者の像。大日寺にある太子堂の脇に据えられている。真っ赤なのは何かの意味があるのかもしれないが? 赤いのはお酒が好きだったからだそうで、体の悪いところをなでると治る御利益があるのだという。頭の痛い人がたくさんなでていったようだ。

秘密の道?

4番へ向かう遍路道の道しるべ。まるで子供の秘密の隠れがのサインのよう。

藍の恩人

3番から4番へ歩く途中にある碑。戦争中無用の作物として作付け禁止になった藍を密かに植えて藍作りの伝統を守った人がいた。

何撮ってるんだよ?

遍路猫4号。おくつろぎのところを失礼しました。

フラクタルな旅

またも田舎の田んぼ道を行く。地図上では近いようでもくねくねいくとけっこう旅した気分。これがフラクタルな旅。

黒厳山大日寺

山間の道をしばらく歩いて4番に着く。子供の頃ここのまえの小川で兄と水遊びをしていたそうなのだが全く覚えていない。大日寺はあとで13番にまた出てくる。黒厳山とあるだけあってあまり観光地の雰囲気がなく自動販売機を探すのに苦労する。

山が聖域

夏に訪れた12番焼山寺の参道。歩き遍路をしてみようと思い立ったのはこの寺を訪ねたから。山自体が一つの聖域となっている雰囲気。ずっと歩いてくる道がほかにない体験なのだなと感じたから。

巨大わらじ

3番から4番へ向かう途中にある小さなお堂。巨大なわらじがまつってある。足の病気にいいのだろう。門のところで看板猫がお昼ね。

遍路道の猫

ヒトになれているのか近づいても逃げない。この子は猫遍路3号だった。

サルに注意

巡礼用品を販売する売店のドアに貼ってあった注意書き。この辺で猿が出るの?昔はいなかった気がするが。

上空から

たまに真昼間に飛行機にのって下を眺めていると何気ないがひどく惹かれる光景に出合う。このあいだ新島の上空を飛んでいたら島を取り巻く海の色がとても魅力的で、小さな飛行場と漁港に面した町が何かいとしく感じた。何か理由をつけていってみたいような。…

歩き遍路

夏から歩き遍路に挑戦。8月のある日JR高徳線の板東駅から1番霊山寺へ歩く。

霊山寺

全部歩くと1100キロを超えてしまうので通しで歩くと40日以上かかる。これを細切れに埋めていこうというのだ。無事に歩けるように本堂で祈願する。回った証拠ともいえる納経帳と巡礼ファッションの杖、笠を整え、いざ出発。